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チームワークで健康管理。

厚生課 樋口美惠子です。

今日は健康管理がチームワークで行われている実際の様子をお話ししたいと思います。

先日、乗務員のAさんが血圧が高く(上が200mmHg超え)二日間運行できませんでした。

(下の棒グラフ 右側一本高いところ)

再計測しても下がらず、運行管理者の判断で運行をとめ、所長の指示で産業医のところに行きました。

診療所で降圧剤を一錠飲んできたそうです。

産業医の先生に確認したところ「脳にどうこうはないと思うが、今日は安静にするように伝えた。薬がきちんと飲めているか確認するので明日薬を持って受診するよう話した」とのことでした。

責任感の強いAさんは、みんなに迷惑かけたくないと再度点呼を受けに来ましたが、血圧は下がっておらず運行できませんでした。

次の日、一時間早く来て血圧を測りました。

やはり下がっていませんでした。Aさんはためいきをつきました。

産業医のところに寄ってこなかったとのことなので、運行管理者が運行をとめて産業医の受診を指示しました。

結局、夕方飲む血圧の薬を二週間近く飲んでいなかったことがわかりました。この日もAさんは迷惑かけたくないからと何度か血圧を測りましたが、結局運行することはできませんでした。

Aさんはベテランの乗務員さんです。

運行できなかったことに対して「みんなに迷惑をかけて申し訳ない。悔しい。情けない。」

と言っていました。

その次の日はやっと薬が効いて血圧が下がり、ホッとした様子で点呼を受けて出庫しました。

この時、私を含め皆「今日は大丈夫かな?」と思いながら静かにAさんを見守っていました。

Aさんの気持ちを知っている皆は良かったと笑顔で「行ってらっしゃい」と送り出しました。

この数日、所長はAさんの計測時の姿勢や腕の入れ方を確認し指導しました。運行管理者は「大丈夫、自分が走りますよ。ゆっくり休んでください。」と声をかけ、乗務員の手配をしたり自ら運行に出たりと手際よく素早い対応をしていましたし、運行管理の補助者の方も、落ち込むAさんを柔らかい態度でフォローしていました。

産業医の先生も診療中お忙しい中、電話対応してくださいました。(心強いです。)

素晴らしいチームワークだと感動しました。

中日臨海バスはどの営業所も所長・運行管理者・補助者・産業医・厚生課のチームで乗務員皆さんの健康を見守っています。